日本国内、旅館が数え切れないほどある中で、全てに満足できる宿を探すことは多分終わりの無い旅になるだろう。
ただし、自分の目的を絞り込んで出向く旅ならば一見地味に見える昔ながらの旅館にこそホッとできる場所が見つかったりするものだ。「味覚庵 菊水」は名付けられたとおり、料理には特に想いを籠めている旅館である。
板さんは、地元土肥に生まれ育った熟練の料理人。どこの磯で獲れるアワビが一番美味いってことまで知り尽くしている。持て成す心が誠実だから、これだけ美味い食材を揃えることができるのだろう
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そんな海の幸のなかで、今回「感動!これぞ幻の味!
料理旅館グランプリ」(今勝手に作りました)にノミネートしたい逸品は・・・
駿河湾の至宝「手長エビのお造り」
半透明に近いうすもも色の、見るからにプリプリした身、これはちょっと過去に例を見ないほどの期待感が高まる。教えられるままに 箸をしっぽ側からいれてこじ開けるようにすると、その身全体がぷりんときれいに取れた。そのままの味が楽しみたくて、醤油はほんのちょびっとだけつけて一匹分を頬張ってみる・・・ !ん〜〜〜〜 美味!うま〜〜〜い!
予想をはるかに超えたその新鮮な食材の旨みにはかなりな衝撃。
自然のこの甘さは、おそらく伊勢エビの比ではないのでは!
理屈ぬきに美味いこの幻の味「駿河湾の手長エビ」
とにかく一度食べてみてください。 |
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そしてもう一品、「アワビの炭火焼き」がさらなる感動を呼び起こすのだ。炭をおこして用意された小さな火鉢に網を載せ、これもまた新鮮な地物のアワビをじっくりと焼きにかける。
身をよじりながらも蓄えた風味を逃がさないように耐える健気な姿がいじらしい。
生でもいける鮮度だけに、焼きすぎずにレアで・・・
程よい歯ごたえに続き、口の中一杯に上品な磯の香りとまろやかさが広がった。
あ〜〜〜 この贅沢は・・・年に六度は味わいたい。 |
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